2013年11月25日月曜日

茶事にお呼ばれしてきました。

 前々から「茶事に呼んで下さい」とお願いしていたお茶の先生に漸く呼んでいただく事ができ、中野市内のお茶室にお邪魔してきました。(写真はイメージです。)


 「寄り付き」から「路地」を経て「躙り口」から入った初めてのお茶室は、 薄暗い!というのが第一印象。室内には天井に照明がありましたが、わざと点灯しておらず、掛け軸は読める(「時雨洗紅葉」とありました。)程度の暗さが、茶釜の炭を赤々と感じさせていました。


 暫くしてほの暗さに慣れてくると、湯が沸騰する茶釜の音だけが聞こえていて、「静謐」とはこういう空間なのだ・・・と感心します。 それに加え、ほの暗さのもたらす効果で壁と床の堺が判りずらい為に、四畳半なのに室内が広~く感じられるようになりました。

 正座に慣れないので脚は痺れているのに、それを忘れさす心地よい時空間です・・・
もはや、自分がどこにお邪魔しているのか判らなくなる程です。


秋を表す栗の生菓子を頂いて、路地へ戻り、再入室の後に濃い茶を頂戴しました。
途中、外の簾が上げられて室内に明かりがさすと、またこの小間が今までとは違う部屋のような感じになるのも不思議でした。

 何も作法を知らずに伺い、教えていただく事ばかりでご迷惑をお掛けしましたが、お客に対する亭主側の気遣いとそれに応ずる客側での亭主側への、また客同士での礼儀等々大変勉強になりました。

 この後、広間で薄茶を頂戴して帰り支度の際に時計を見ると3時間も経っていました。
凄く緊張もしましたが、本当に良い経験をさせていただきました。



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