車椅子って乗ったことあります?
先月、弊社の新築住宅展示会を大きなお宅で開催させて頂いた際に、
多くのご年配の方々から「車椅子にも対応しているのか?」との質問を頂きました。
そのお宅のホールや廊下が広かった為にお問い合せを頂戴したのだと思いますが、
全ての廊下やドア入口が広い訳ではなく、車椅子には対応していませんでした。
車椅子が利用できる通路やトイレの広さ、屋外から段差の少ない床の構造など
バリアフリーの実現にはどんな事が問題となるのか?を実体験しようと
車椅子操作の体験会を社内で実施しました。
車椅子の2種類(自走式と介助式)を社協さんのご協力により
拝借してきて、新モデルハウスで自走したり、介助したりしてみました。
ギックリ腰などで入院経験のある者は乗ったことがありますが、
殆どの物は初体験。
自走も介助も大変です。
直角に折れる廊下などでは方向転換も難しく、
通路の広さよりも、角のない廊下や入口が重要だと実感しました。
当然、開きドアではなく引戸が必要ですが、
スカイホームの「超断熱」のような開口部の少ない空間が
移動には有利と判りました。
けれども、健常者が一時的に車椅子を利用するのならば
トイレを広くし浴室や玄関などの段差解消も有効でしょうが、
高齢者の腕力などを考えると、
本当に車椅子から立ち上がってトイレや浴槽、ベッドに移動できるのか?
玄関ポーチのスロープを自力で登れるのか?
という現実的な疑問が湧いてきます。
介助者が居ても・・・?
うーん、難しそう・・・。
特に、玄関に框があって大きな段差があるのに、
ポーチまでスロープを設けても
問題解決や将来の対策にはならないって事は
判った気がします。
高齢者用のバリアフリーには
相当の研究が必要です。^^;
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